ハリー・ポッターじゃありません

行き掛かりで『ミス・ポター』を観た。我ながらすごい行き掛かりだと思う。『ミス・ポター』といっても、みなさんあまりピンとこないと思うので説明すると、ピーター・ラビットの原作者ビアトリクス・ポターの波乱に満ちた人生を描いたドラマだ。主演はレニー・ゼルウィガー。オレは全然彼女のことを綺麗と思わないが、この人はすごくもてる。過去に付き合ってきた男性は、ジム・キャリー、ジョージ・クルーニー、ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイト（！）、最近ではサー・ポール・マッカートニーと噂になっていたりなんかする。一体彼女のどこにそんな魅力があるのか皆目見当もつかないが、きっと素敵な女性なんだろう、きっとね。
映画の内容は正直どうでもいいの一言。全編にわたって破綻が著しく安っぽい。英国の宝であるユアン・マクレガーのあの「処理」のされ方は何だろう？あまりのあっさりぶり、そしてポターの立ち直りの早さったら！！しまいにゃ、別の男とすぐくっつくって…。いや、史実に基づいているといわれればそれまでだけど、あまりにも人間の機微ってものを描けていないんじゃないだろうか。っていうか、その前に絵の中のピーター・ラビットが動くって時点で僕にはもうお手上げでした。