最近

どうでもよくなってきた。自分のことを否定されたって別に構わないし、嫌われてもいいとさえ思う。そういうことに関してどんどん感覚が麻痺していっている。学生時代はそうじゃなかった。人にどう思われているか、気になって気になってしょうがなかった。自分の言動の8割くらいは、他人の視線によって規定されていたと思う。まあ、それでも他人には自分の姿が変に映っていたんだろうけど。もちろん職場の人とのやり取りで「しまった!こうすればよかった(言えばよかった)」っていうことはいくらでもあるんだけど、反省すれども後悔はない。結局昔の自分は自分にしか関心がなかったのだと思う。自意識ばかりが肥大化して、本当の意味で他人に対して関心を寄せられない貧しい人間だったのだと思う。
社会人になってまだ少ししか経っていないけど、早く仕事を覚えてもらいたいという理由から、いきなり責任重大な仕事を任され、しかもミスをすれば厳しく注意されるという立場になったけど、「オレはオレは」と悩んでいた学生時代に比べれば、ある意味社会人になってからの方が楽な気がする。


ひこうき雲

ひこうき雲

今のユーミンは歌もステージも仰々しい感じがしてあんまり好きじゃないけど、旧姓時代の楽曲は本当にいい。「ルージュの伝言」とか「中央フリーウェイ」とか才能がないと絶対作れないと思う。


風街ろまん

風街ろまん

「日本のロック」じゃなくて「日本語のロック」って感じ。ふだん邦楽を聴くときはついつい洋楽と比較してしまいがちで、その結果物足りなさを感じてしまうのだけど、こういう洋楽とは全く比較できないものに出会うと、ただただ素敵な歌詞とメロディに身を委ねるだけになる。現在の邦楽が、海外の音楽からの輸入、模倣である以上亜流になりがちなのは仕方のないことだけど、それでも「日本人にしかできないもの」を徹底的に追求すれば、オリジナルの音楽をきちんと作れるのだということを証明した1枚だと思う。